2021/11/03 07:09

11月に入って、日中の陽気に比べて、朝晩は冷え込むようになってきたね。
山も紅葉の季節を迎えて、秋色に彩づいてきましたね🍁
ところで、紅葉と言えば・・・・どうして、鹿肉って『もみじ』と呼ばれるようになったんだろうね?
諸説あるようですが、花札説が有力なようです!
花札って、猪鹿蝶の花札のこと?
そうそう。あの花札のことです。
花札と鹿肉、どんな関係があるの?
花札には、その月や季節に因んだ絵柄が描かれていてね。
うんうん。
10月の花札に描かれてるのが、鹿ともみじなんです。
それで、『鹿肉=もみじ』と呼ばれるようになったんだね。
そうらしいです。
でも、どうして10月の花札に、鹿ともみじが描かれることになったんだろうね。
さすがは女将!いいところに気づかれました!
なかなか、鋭いしょ?
百人一首に編まれている 猿丸太夫※1 の詠んだ 『奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の 声きくときぞ秋は悲しき』という和歌が、そのルーツだとされているようです。
鹿肉 の呼び名ひとつにも、歴史と由緒があるんだね!
そうなんです。ちなみに・・・・10月の花札に描かれた 鹿のそっぽを向いた姿 から、『10月の鹿』⇒『鹿10』⇒『シカト』という言葉が生まれたという説もあるようです。
思いがけないところに、ルーツがあるんだね。
そうみたいですね。
ところで、他にも『猪肉=ぼたん』『馬肉=さくら』なんて呼ばれてる肉があるよね。
そうですね。
どうして、わざわざ花の名前で呼んだりするんだろうね?
食習慣に、理由があったようです。
食習慣?
はい。今でこそ肉食が一般的になってきてますが、『肉食禁止令』や『生類憐みの令』等で、肉食が禁忌された時代の隠語の名残として、現代も使われているようです。
へぇ~、そんな時代と歴史があったんだね。
言葉のルーツを辿ってゆくって、思いがけない発見があったりして、面白いですね。
これからも、鹿の雑学 楽しみにしてますね~♬
は~い!

《本日の小咄ブログのポイント》
その壱:鹿肉がもみじと呼ばれるようになったルーツは、花札にあった!?
その弐:花札に、鹿ともみじ描かれるようになったルーツは、百人一首にあった!?
その参シカト という言葉のルーツも、実は花札にあった!?

猿丸太夫※1 :https://00m.in/5qfuH